倉敷市の空き家問題とは?放置リスクと活用・補助制度を徹底解説
倉敷市でも年々増加している「空き家問題」。
「実家が空き家になってしまった」「どう管理すればいいかわからない」という相談が増えています。
この記事では、倉敷市の空き家の現状や放置によるリスク、そして市が実施している対策・補助制度をわかりやすくまとめました。
(参照:倉敷市「倉敷市空家等対策計画 概要版(令和5年3月改定)」)
1. 倉敷市の空き家の現状
倉敷市では、高齢化や人口減少、相続などを背景に空き家が増加しています。
国の統計によると、
平成30年の空き家数は約 26,000戸
この20年間で約 6,800戸増加
空き家率は約 12%
特に居住用戸建の空き家は 9,700戸 にのぼります
今後は団塊世代の「相続」による空き家増加が見込まれ、さらに深刻化する恐れがあります。
(参照:倉敷市「倉敷市空家等対策計画 概要版(令和5年3月)」)
2. 空き家を放置すると起こるリスク
(1) 防災・安全リスク
老朽化が進むと、台風や地震で屋根や外壁の落下、倒壊の危険があります。
万が一事故が起きた場合、所有者責任が問われる可能性も。
(2) 防犯・環境リスク
空き家は「人が住んでいない」と見なされ、不法投棄・放火・空き巣被害などのリスクが上昇します。
また、雑草や害虫などで近隣環境にも悪影響を与えます。
(3) 資産価値の低下
管理されていない空き家は建物の劣化が進行し、資産価値が大幅に下がる原因となります。
⚠ 放置しているだけでも、周囲に迷惑をかける「特定空家等」として行政指導の対象になることがあります。
3. 倉敷市の空き家対策・相談体制
倉敷市では、平成30年に「倉敷市空家等対策計画」を策定し、令和5年3月に改定。
市民の空き家対策への意識向上と、管理・活用の支援を強化しています。
🏠 相談・啓発活動
・空き家に関する 相談会やセミナーを定期的に開催
・市役所内に 空き家全般や防犯・危険空家などの相談窓口 を設置
(倉敷市公式HP「空家等対策について」参照)
4. 倉敷市の補助制度
(1) 倉敷市空家等除却事業費補助金
特定空家等の除却(解体)工事費用の一部を補助する制度。
老朽化が進み、安全上問題のある建物の解体を支援します。
(2) 倉敷市居住誘導区域空家等改修事業費補助金
居住誘導区域内にある空き家を、居住用として再利用するための改修工事費の一部を補助。
「住める空き家」への再生を後押しします。
各補助制度の申請条件や金額は倉敷市公式HPで確認できます。
5. 空き家を“地域の資産”に変えるために
空き家は放置すればリスクとなりますが、適切に管理・活用すれば地域の価値を高める資産になります。
活用例:
・売却して新しい所有者へ引き継ぐ
・リフォームして賃貸・民泊・店舗として再活用
・空き家バンクに登録し、利用希望者とマッチング
6. 満室本舗ができるサポート
私たち 満室本舗 は、空き家に関するあらゆるお悩みをサポートしています。
- 「相続した実家をどうすればいいかわからない」
- 「売却か賃貸か迷っている」
そんな方へ、最適な活用プランと実現までのサポートを行っています。
空き家を“負の遺産”ではなく、“地域の資産”に変えるお手伝いをいたします。